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頭痛でお風呂は危険?入っても大丈夫?

慢性的な頭痛の対策として、入浴が注目されることがあります。ただ、頭痛のタイプによって入浴が頭痛改善に有効かどうかは、異なってきます。
一口に頭痛といっても、お風呂に入って治るものと悪化してしまうものがあります。
頭の痛みは血管の拡張が原因で起こるものと、血管の収縮が原因となるタイプがあり、血管が収縮することで痛みが起こる場合は、お風呂に入ることで、症状の改善に有効です。
特に、肩こりが生じるように、筋肉の緊張やこわばりによって、頭がこっている緊張型の場合には、頭の後頭部から肩にかけて痛みが続きます。
緊張型は、お風呂に入ることで、筋肉をリラックスすることができ、痛みが解消されることにつながります。
お風呂の入り方のポイントは、熱いお湯よりもぬるめのお湯に長めにつかることが効果的で、肩をもみながらじっくりとお風呂につかると、痛みが解消されていきます。
また、風邪の初期で体力がある場合には、お風呂に入ることが効果的な場合もあります。
風邪のウイルスの中には、熱に弱いものも多く、お風呂に入ることで風邪が改善することもあります。
また、体を温めることで、風邪を治すという温熱療法も行われています。
ただ、気を付けないといけないことは、偏頭痛の場合には、お風呂にはいると、悪化させてしまいますから、注意が必要です。
これは、頭部の血管拡張によって、血管周辺の神経圧迫ということで痛みが生じていますから、お風呂に入ってさらに血管が拡張してしまうと、症状を悪化させてしまいます。

 

緊張型は、肩こりや首こりなどの、血行が悪くなることで引き起こされる鈍痛で、緊張をほぐして血行をよくしてあげると、緊張型の頭の痛みは解消されます。
そのため、緊張型になった場合には、マッサージや運動、入浴などで血行をよくすることが効果的です。
一方、偏頭痛は、血行をよくすると症状を悪化させてしまいます。
痛みの原因は、脳内の血行がよくなりすぎて、血管が拡張して周辺の神経が刺激されるため、痛みが発生します。そのため、痛みを軽減するためには、よくなりすぎた血行を抑える必要があります。
対策としては、痛みがある箇所を冷やすのが良いとされています。
また、ずきしらずの実が、痛みを緩和するといわれています。
ずきしらずの実は、フィーバーフューという成分が、痛みの原因であるセロトニンの異常を、正常に戻してくれる働きがあります。ただ、セロトニンに異常がない緊張型の痛みには効果がありません。
ずきしらずの実には、オオイタドリという鎮痛作用や抗炎症作用のある成分も含まれていますが、メインの成分はフィーバーフューですから、ずきしらずの実だけで緊張型の痛みを抑えるのは難しいといえます。
フィーバーフューは、夏白菊という植物のエキスで、古くから伝統医療に利用されているハーブです。
フィーバーフューは、パルテノライドという有効成分が、痛みの原因であるセロトニンの放出を抑えて痛みを抑えます。

 

頭痛の時、シャワーを浴びても大丈夫?

普通の頭痛であれば大丈夫です。というか、むしろ症状が軽減することが十分に期待できますから、積極的にシャワーを浴びるようにするとよいでしょう。というのは、普通の頭痛の多くは、緊張することから症状が起こっています。根を詰めて仕事をしたり勉強をしたりすること、あるいは精神的なストレスというものも関係しており、こういったことが原因で知らず知らずのうちに肩や首筋の筋肉が凝り固まり、さらには頭皮や脳への血行も悪くなってしまうことから発症するのです。そういう意味では肩こりや目の疲れなどと同じような発症原因をもっているわけです。
暖かいシャワーを浴びることが緊張をほぐすことになるのは間違いないでしょう。また、温めることで血行を良くすることも期待できます。ですから、端的に言って症状を軽減することが期待できるわけです。別にシャワーが特別にふさわしいわけではなく、緊張をほぐせるようなことであれば他のことでも構いません。一般的には、シャワーよりも入浴のほうがより緊張感がほぐれるのではないでしょうか。また、血行を良くする効果も入浴のほうが大きいでしょう。
注意点としては、あくまでリラックスを目的としたものであることが必要です。頭も痛いし、ここはひとつシャキッとしようと考えて熱めのお湯を浴びたり、あるいは逆に冷たい水を浴びたりすることは、心身のリフレッシュにはなるかもしれませんが緊張感をほぐしてリラックスするのとは正反対の状態に身を置くことになります。
要は、体としてはこれから一つ気合いを入れてがんばるぞ的な状態となり、むしろ緊張感を高めることになってしまいます。これでは頭痛は軽減しません。シャワーを浴びているまさにその間だけは多少軽減するかもしれませんが、あとになれば変わりなしか、または悪化しているかもしれませんから注意しましょう。温度としては、若干ぬるめのお湯が適当です。38度から39度くらいがよいのではないでしょうか。
ちなみにこれは入浴に関しても同じです。かつてはお風呂の湯温は42度がベストなどと言われていたこともあったようですが、ことリラックスを目的とする場合は、これでは高すぎます。冬場でも39度や40度くらいでよく、夏場なら38度くらいでも十分かもしれません。これではぬるすぎる、熱い湯でないと入った気がしないなどと感じる人は、そもそも普段から緊張感から解放されていない可能性があります。シャワーもお風呂も、段階的でかまいませんからぬるめのお湯に慣れるようにすることが慢性的な頭痛から解放される道かもしれません。
ただし、頭痛の中には、普通ではないものもあります。突然強烈な痛みが襲ったような場合は、緊張型ではない可能性もあります。脳血管に関する障害であれば、事は一刻を争いますし、シャワーを浴びて血行を良くすることは致命的な逆効果につながることもありますから、そういうものでないかどうかには十分に注意することが必要です。